身近な所の純水

身近な所で使われる純水技術

純水・超純水が最も使われているのはハイテク機器に欠かせない半導体分野や液晶パネル
たとえば皆さんお持ちの携帯電話やデジタルカメラ、液晶テレビやプラズマテレビには半導体ウェハーや液晶パネルが用いられています。半導体ウェハーや液晶パネルには、ナノレベルのごみも許されない厳しい世界。この微細なごみを取り除くために、純水・超純水が使われます。
また、身近なところでは食品や飲料水、医薬品製造などにも使われます。
目薬の水も不純物やパイロジェン(発熱物質)を含まない純水が用いられます。

洗浄を支える水

私たちにとって、洗浄用の水は飲料水と同じくらい身近なものと言えます。日常生活において、すぐに思いつくだけでも、手や顔を洗う、洗濯をする、水拭きをするといった場面で水は使われています。
産業界においても、あらゆる場面で洗浄作業は行われています。食品工業における有害物質の除去や、めっきや塗装などの前に行う表面洗浄、ボイラーの配管洗浄、悪臭成分の洗浄除去、繊維製品の風合いの改良など様々です。

ワイングラスと純水の意外な関係

wine

日本でも多くの愛好家がいるワイン。そのワインを楽しむために重要なワイングラスには、香りや味を高めるために様々な形があります。
しかし、お手入れも大変。手を抜くとせっかくのワインが台無しになってしまいます。
ワイングラスの最大の敵は、水垢。洗って自然乾燥すると、あっという間に水垢で曇ってしまいます。

ワインイメージ

水垢の原因は、水道水に含まれる不純物です。日本の水道水はほとんどが軟水(硬度の低い水)ですが、それでもCa2+(カルシウムイオン)やMg2+(マグネシウムイオン)が含まれています。これが炭酸カルシウムやケイ酸マグネシウムとなって乾燥すると白い塊として析出し、水垢になります。Ca2+もMg2+も金属イオンの一種ですので、乾いてこびりつくと落とすのは大変です。
濡れている間にワイングラスの水滴を専用の布巾でふき取るのが良いですが、毎回拭くのは大変!という方には、純水で洗うのがお勧めです。

素材の力を引き出す水

緑茶イメージ

不純物を含まない純水は、ものを溶かす能力に優れています。
例えば緑茶。ペットボトルの緑茶は、工場での抽出時に純水が使われています。不純物に邪魔されず、お茶に含まれる有効成分を余すことなく抽出でき、安定した品質の製品が作れます。また、素材の味を邪魔しないことから、清涼飲料水やビール、日本酒の仕込み水にも使われてます。
しかし、苦味や雑味などの余計な成分まで出てしまうので向かないという例もあります。用途に応じて水の使い分けが必要ですね。

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